蕁麻疹（じんましん）とは

蕁麻疹（じんましん）の原因

大きく分けて「アレルギー性」と「非アレルギー性」がある。「アレルギー性」は食べ物や薬剤などに含まれているアレルゲンと呼ばれる原因物質があります。「非アレルギー性」は、物理的な刺激で起こるじんましんであり、皮膚を引っかいた痕に沿って皮疹が出る機械性じんましんや冷水・温水など急激な皮膚上の温度変化によって現れる寒冷じんましん、日光による光線暴露でおこる日光じんましんなどがあります。数週間繰り返し毎日じんましんが現れる場合は、食物などが原因となっている可能性は低いと考えられます。

蕁麻疹（じんましん）の症状

皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、強いかゆみを伴うことが多いです。境界明瞭で、虫刺されのような大きさから地図状に広範囲に出現することもあります。全身のどこにでも生じる可能性があります。通常数十分から数時間以内に消えますが、中には半日から1日くらい続くものもあります。蕁麻疹の皮疹は24時間以内に色素沈着、鱗屑（皮膚表面のカサカサ）を残さずに消失するのが特徴です。胸や喉が苦しくなる場合は気道の粘膜にもアレルギー症状が起きている可能性が高く、呼吸困難やショック状態に陥る危険性もあるため、緊急処置が必要となります。この状態をアナフィラキシーと言います。原因によっては、症状が出たり消えたりが毎日続くこともあります。慢性じんましんは原因の特定が難しく、夕方から夜にかけて現れ、翌朝から午前中ごろには消失し、また夕方から出始めるという経過をたどります。

当院の治療

できるだけ原因を探し、それを取り除きます。それに加え、抗アレルギー薬の内服で症状の緩和を図ります。