剪除法(皮弁法)
手術は局所麻酔で行います。腋の中央にあるシワから3~4センチ程度の切開を加え、アポクリン汗腺を切除します。血が溜まらないようにドレーン(柔らかいチューブ)を挿入した上で縫合し、上から圧迫固定をして終了です。手術の後はワキの安静が必要になります。圧迫固定は数日間続けていただきます。術後に皮膚の下に血が溜まると皮膚のトラブルを引き起こすので圧迫固定は厳守していただきますのでご了承ください。
腋臭症の手術で一番大切なことは、においを0にはできないという点です。10ある症状が2~3にはなりますが0にはできません。これはアポクリン腺を完全に除去することは不可能だからです。ただし、手術をすることで症状の改善をかなり実感できると思います。