にきびは皮膚科で治療しよう。 気をつけること、治療について|大宮西口皮フ科形成外科|さいたま市大宮区の形成外科・皮膚科

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にきびは皮膚科で治療しよう。 気をつけること、治療について

にきびは皮膚科で治療しよう。 気をつけること、治療について|大宮西口皮フ科形成外科|さいたま市大宮区の形成外科・皮膚科

2024年7月19

はじめに

ニキビで悩まれている方で皮膚科を受診する方は非常に多いです。ニキビはさまざまな要因が重なり合ってできることが多く、市販薬を塗るだけではなかなか良くならないことも多いです。ニキビは毛穴詰まりから始まりますが、その段階で皮フ科を受診される方は少ないです。ニキビに炎症が起こった状態(いわゆる赤ニキビ)や膿んでしまったいる状態(いわゆる黄ニキビ)になってから受診される方がほとんどです。そうなる前に皮膚科を受診して塗り薬や飲み薬を始めることでニキビ痕を最小限にすることができます。

ニキビの原因

にきびの原因としては遺伝的な要素ホルモンの関係食事生活習慣ストレスなどがあります。両親がニキビ肌の場合そのお子さんもニキビ肌になることがあります。思春期はホルモン分泌により肌の皮脂が増加してニキビになることがあります。食事では乳製品に注意が必要です。特に最近はプロテインを飲む方が多いですが、ホエイプロテインはニキビの悪化を招くことがあるので、ニキビに悩まれている方はソイプロテインを飲むことをお勧めします。睡眠不足もホルモンの乱れを引き起こすので十分な睡眠を取ることをお勧めします。

使用する化粧品について

普段使用する化粧品にも注意が必要です。化粧品の中にはノンコメドジェニックテスト済み化粧品というものがあります。ノンコメドジェニックとはニキビの初期段階である「コメドができにくい成分でできている」ことを意味します。つまり、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品を使うことで、ニキビのできにくい肌環境を作ることができます。ただし、この化粧品を使ったからといってできてしまったニキビを治療することはできません。できてしまったニキビは皮膚科を受診して治療することをお勧めします。

ニキビの治療について

皮膚科でのニキビ治療の基本は外用薬です。ニキビ用の治療薬にはディフェリン(アダパレン)べピオ(過酸化ベンゾイル)エピデュオゲルデュアック配合ゲルがあります。いずれの薬にも毛穴の詰まりを解消するような効果がありますが、皮膚に刺激を感じる方も多いです。この刺激感は薬を使っていくうちに解消されることが多いですが、最初のうちは短い時間、狭い範囲に使用するショートコンタクトセラピーを試してください。慣れてきたら徐々に塗る時間や塗る範囲を広げていきましょう。これとは別に抗生剤の外用薬や内服薬、ビタミン剤、漢方薬などを併せて処方することが多いです。

ニキビの外用剤については

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にも詳しく記載していますのでご覧ください。

最後に

最後に重要な点として、ニキビはすぐには治らないという点です。ニキビは皮膚科で処方された薬を塗ったからといって1週間2週間で治るものではありません。数ヶ月、時には年単位で治療する方もいます。治療を途中で止めてしまうと、悪化して酷いニキビ痕になることもあります。根気強く治療を続けてニキビをしっかりと治しましょう。

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